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秋篠宮家の長女眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚では、「納采(のうさい)の儀」などの諸儀式は行われず、法律に基づいて国費から支出される「一時金」も支給されない。戦後例のない事態を識者はどう見るのか。皇室史に詳しい小田部雄次・静岡福祉大名誉教授(日本近現代史)に聞いた。【聞き手・和田武士】
2人の結婚は極めて異例のプロセスをたどり、厳しい批判の声を受けた。そうしたなか、眞子さまと父の秋篠宮さま、宮内庁の3者が事態を収めるために見いだした「妥協点」が、儀式を行わないことと一時金の不支給だったと私は思う。
憲法を持ち出した違和感
秋篠宮さまは2018年11月の記者会見で「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況にならなければ、納采の儀を行うことはできません」と明言した。そして昨年11月の会見では状況に変化がないことを認めつつ、「婚姻の自由」について規定した憲法24条を掲げて、「親としては尊重すべきものだというふうに考えています」と述べ、結婚を容認する考えを明らかにした。
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