大相撲 忘れ得ぬ金星二つ 白鵬が引退会見

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引退記者会見をする元横綱・白鵬=代表撮影
引退記者会見をする元横綱・白鵬=代表撮影

 9月30日付で引退し、1日に引退記者会見を開いた大相撲の間垣親方の元横綱・白鵬。幕内優勝45回、幕内通算1093勝など数々の記録を打ち立てた大横綱は、思い出の取組に二つの「金星」を挙げた。

 一つは、自らが奪った金星。平幕時代が短い白鵬は、平幕力士が横綱に勝つ「金星」は一つしか獲得していない。2004年九州場所11日目、前頭筆頭で19歳8カ月の白鵬は、横綱・朝青龍を送り出しで破った。貴花田(18歳9カ月)に次ぐ昭和以降2番目の年少金星だった。前の場所が8勝7敗で「上位の壁に当たっていた」という白鵬は、この金星をきっかけに勢いづき、存在感を高めていった。

 もう一つは、10年九州場所2日目で配給した金星。大横綱・双葉山の持つ連勝記録「69」に迫っていたが、後に横綱となる前頭・稀勢の里に敗れ、63連勝で止まった。取組後は静かな笑みをたたえ、「これが負けか」とつぶやいた。白鵬は引退会見で「あの負けがあるからここまで来られた。あの一番があったからこそ、『63連勝にふさわしい、恥ずかしくない相撲を取らねば』と思った」と振り返った。さらなる高みを目指す原動力…

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