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第71期王将戦

3冠を持つ渡辺明王将に4冠の藤井聡太竜王が挑戦。激戦の様子を棋譜、速報、写真、動画でお伝えします。 ※棋譜中継は棋譜・対局結果にて

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第71期王将戦リーグ特選譜

初戦をじっくり制した永瀬王座 羽生九段を降し、再挑戦へ白星発進

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永瀬拓矢王座
永瀬拓矢王座

 前期挑戦者の永瀬拓矢王座が、今期リーグの開幕を迎えた。

 永瀬は昨年、第70期王将戦リーグと並行して王座戦五番勝負に臨み、久保利明九段を3勝2敗で破って初防衛を果たした。木村一基九段を挑戦者に迎えた今期の王座戦五番勝負は現在2勝1敗で、3連覇へあと1勝に迫っている。

 昨年は叡王を豊島将之竜王に奪われ1冠に。残るタイトルである王座を死守した。一方で、順位戦ではA級昇級を果たしたが、棋聖戦は挑戦者決定戦で敗退。竜王戦は1組で優勝したが挑戦者決定三番勝負で敗退と、なかなか2冠復帰へのチャンスをつかめていない。王将戦で連続挑戦がなるかどうか。今期も挑戦の有力候補であることは間違いない。

 初参加だった前期の王将戦リーグは、開幕5連勝から最終局で広瀬章人八段に敗れ、豊島とのプレーオフに。これに勝って初の挑戦権を獲得した。今期も序盤戦からペースをつかみたい。相手は羽生善治九段だ。【山村英樹】

第71期ALSOK杯王将戦リーグ1回戦

2021年10月1日

持ち時間各4時間

場所・将棋会館

[先]羽生善治九段

[後]永瀬拓矢王座

[先]7六歩 [後]8四歩 [先]2六歩 [後]3二金

[先]7八金 [後]8五歩  [先]7七角 [後]3四歩

[先]8八銀 [後]4四歩 [先]2五歩1 [後]3三角

[先]4八銀1 [後]4二銀 [先]5六歩1 [後]4三銀

[先]6八角1 [後]6二銀  [先]6九玉1 [後]7四歩

[先]3六歩1 [後]5二金6 [先]5八金2 [後]5四歩4

[先]7七銀2 [後]7三桂 [先]9六歩3 [後]4一玉15

[先]1六歩5 [後]1四歩2 [先]3七桂7 [後]6四歩3

[先]4六歩8 [後]9四歩10 [先]4七銀4 [後]8一飛

[先]7九玉10 [後]6三銀2 [先]2九飛2 [後]4二角13

[先]5九金10 [後]6五歩9 [先]5七角6 [後]6二金3

[先]6八金上7[後]5二玉 [先]8八玉1 [後]3三桂9

[先]9八香7(第1図)

 羽生は前期リーグで最後まで挑戦者争いに加わったが、最終戦で豊島に敗れて4勝2敗に終わり、3位で残留を果たした。

 昨年は王将戦リーグと並行して行われていた竜王戦七番勝負で豊島に挑戦したが、1勝4敗で敗れた。2017年に竜王を奪回してタイトル獲得数通算99期になったが、それ以降、チャンスはあっても大台の100期に乗せることができない。今年度は各棋戦で勝ち星を積み重ねることができず、調子が上がってこない状態になっている。9月には51歳の誕生日を迎えた。王将戦リーグで心機一転、巻き返したいところだ。

 先手番の羽生は角換わり戦を志向する出だしだったが、…

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【第71期王将戦】

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