和歌山の水管橋崩落 6日から水道管応急復旧工事、8日送水再開へ

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 和歌山市の紀の川にかかる「六十谷(むそた)水管橋」が崩落し断水が続いていることについて、同市の尾花正啓市長が4日夜、市役所で記者会見し、水道管の応急復旧工事を6日に始め、8日の送水再開を目指すことを明らかにした。工法について、近くの県道六十谷橋と紀の川の土手に仮設の水道管を通す約560メートルの迂回(うかい)ルートに決定した。

 市によると3日午後3時45分ごろ、川の南側にある加納浄水場で水量の異常を感知。職員が水管橋(約550メートル)の中央部分が約60メートルにわたり崩落しているのを確認した。橋には北側へ水を送る水道管(直径約90センチ)が2本通っており、崩落に伴い同日夜から断水が発生した。橋は1975年に完成。耐用年数は48年で、2023年に期限を迎える予定だった。

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