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あした元気になあれ

小国綾子記者の「元気」を追いかけるコラム。

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「親ガチャ」の落とし穴=小国綾子

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整然と並ぶカプセル自動販売機。お目当ての物が出るか、思いをはせながらハンドルを回す=東京・秋葉原で2019年2月20日午前10時26分、玉城達郎撮影
整然と並ぶカプセル自動販売機。お目当ての物が出るか、思いをはせながらハンドルを回す=東京・秋葉原で2019年2月20日午前10時26分、玉城達郎撮影

 「親ガチャ」という言葉を初めて聞いた時、若者の言語センスに感心した。「ガチャ」はオンラインゲームでアイテムを入手するための電子くじのこと。カプセル入りの玩具などが無作為に出てくるガチャガチャが語源だ。

 子どもは親を選べない。どんな家庭に生まれ落ちるかは運任せ。「アタリ」もあれば「ハズレ」もある。だから親ガチャ。「俺、親ガチャ、ハズレだから」などと若者同士の会話で使われている。

 親の世帯収入が子どもの学校の成績や人生の選択の幅を左右する歴然とした格差社会。なのに弱音を吐けば「自己責任」とたたかれる。格差の固定化が進む中、「親ガチャ」という言葉が生まれたのは当然のようにも思える。

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