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麻生太郎前財務相は5日、財務省の幹部職員を前に退任のあいさつをした。岸田文雄首相を引き合いに「あちらは、ええ男。まだ何もしていないのに支持率が上がっているんだから。こっちは立派な成績を出したって支持率が下がった」と述べて笑いを誘うなど、最後まで「言いたい放題」だった。
麻生氏は岸田氏について「面と向かって申し上げました。あちら(岸田氏)はどう考えてもええ男、我々はどう考えても『けんか買います』みたいな顔してますから、支持率は上がらんのです、って」と独自の見解を披露。そのうえで、自身の後任の鈴木俊一財務相の就任で「おおいに財務省のイメージも明るくなってくると期待している」とエールを送った。
一方、財政の現状について「だましだまし来て、国家予算の3割が福利厚生という異常事態になっとる」と、少子高齢化により社会保障費が増え続けていることに危機感を示した。財務相時代、一定所得がある高齢者の医療費窓口負担の引き上げに取り組んだことに触れ、「最後の最後まで、厚生労働省に近かった官房長官を相手にしてえらい目に遭いましたけど、結果として一応の道筋はつけてある」と、加藤勝信前官房長官を示唆しつつ振…
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