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第71期王将戦

王将戦挑戦者決定リーグは藤井竜王が挑戦権を獲得。次は5冠をかけ渡辺との七番勝負に挑む。 ※棋譜中継は「棋譜・対局結果」または「挑戦者決定リーグ戦」にて

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第71期王将戦リーグ特選譜

藤井聡太王位、強気に踏み込み勝利導く 記者が感じた変化の兆し

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対局する藤井聡太王位(左)と広瀬章人八段=日本将棋連盟提供
対局する藤井聡太王位(左)と広瀬章人八段=日本将棋連盟提供

 序盤戦の山場と言えるかもしれない。

 藤井聡太王位は糸谷哲郎八段を、広瀬章人八段は豊島将之竜王をそれぞれ破って迎えた2戦目にあたる。勝てば2連勝。負けると1勝1敗となり、まだ早いがタイトル自力挑戦はなくなってしまう。

 リーグ戦の対戦順では6回戦に当たる対局だが、藤井と豊島の日程が8日開幕の竜王戦七番勝負をはじめ、さまざまな棋戦で詰まっているため、実現できる対局を優先して進行した結果、藤井と広瀬がこの日に相まみえることになったのだ。

 両者の王将戦で思い出されるのは一昨年、第69期のリーグ戦最終戦。ともに4勝1敗で、勝った者が挑戦者になる状況だった。藤井がタイトル初挑戦を決める可能性もあったが、二転三転の終盤戦で藤井が王手への対処を誤り、広瀬が長手数の詰みに討ち取った大熱戦だった。藤井のタイトル初挑戦はその約半年後の棋聖戦五番勝負になり、最年少挑戦、最年少獲得の記録を打ち立てることになる。

 第70期も白熱の終盤戦となり、藤井が制して前期の借りを返したが、最終的には3勝3敗の同星ながら、順位の差で広瀬がリーグ残留、藤井は陥落となった。今期の2人の対局からは、どんなドラマが生まれるのか--。【山村英樹】

第71期ALSOK杯王将戦リーグ6回戦

2021年10月4日

持ち時間各4時間

場所・将棋会館

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【第71期王将戦】

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