東大寺近くの住宅地にピラミッド 高さ10メートルの「頭塔」

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隣接するホテルが取り壊され、周辺の道路から見られるようになった頭塔=奈良市高畑町で2021年9月27日午後1時2分、加藤佑輔撮影
隣接するホテルが取り壊され、周辺の道路から見られるようになった頭塔=奈良市高畑町で2021年9月27日午後1時2分、加藤佑輔撮影

 これまで建物の陰に隠れていた奈良市高畑町の国史跡「頭塔(ずとう)」(奈良時代)が、隣接するホテルの取り壊しで周辺の道路から見られるようになり、話題を集めている。階段状の独特の構造から「奈良のピラミッド」の異名を持つ頭塔。突如、住宅地に出現したその姿を一目見ようと、現場には連日観光客が訪れ、写真撮影などを楽しんでいる。【加藤佑輔】

 頭塔は、一辺32メートルの正方形の基壇上に、土や石で7段の方形段を積み上げた高さ10メートルの塔。767(神護景雲元)年に、東大寺の僧で修二会(しゅにえ)(お水取り)を創始した実忠が、東大寺別当・良弁の命で築いたとされる。政界にも権力を振るい、大宰府に左遷された僧・玄昉(げんぼう)の頭を埋めたとの伝承が、名称の由来とされる。

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