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ジャーナリストの青木理さんのコラム。権力を監視する眼が光ります。大阪本社版夕刊連載。火曜日更新。

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「再チャレンジ」にあぜん=青木理

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自民党新執行部の記者会見を終え、記念撮影に応じる(左から)高市早苗政調会長、甘利明幹事長、福田達夫総務会長、遠藤利明選対委員長=東京都千代田区の党本部で2021年10月1日午後3時1分、長谷川直亮撮影
自民党新執行部の記者会見を終え、記念撮影に応じる(左から)高市早苗政調会長、甘利明幹事長、福田達夫総務会長、遠藤利明選対委員長=東京都千代田区の党本部で2021年10月1日午後3時1分、長谷川直亮撮影

 元首相らへの忖度(そんたく)に満ち満ちた新政権の閣僚人事にもげんなりしましたが、それに先立つ与党役員人事にはあぜんとしました。党の実権を牛耳る幹事長職に、あの甘利明氏が就任したからです。

 あの、と書いた理由はおわかりでしょう。甘利氏は経済再生担当相だった2016年1月、建設会社に依頼され、口利きの見返りにカネを受け取った問題で閣僚辞任に追い込まれた経歴の持ち主。甘利氏自身、大臣室などで計100万円を受け取ったと認め、辞任会見では「弁護士による調査を進め、しかるべきタイミングで公表する」と明言していたのです。

 しかし、直後に甘利氏は「睡眠障害」を理由に雲隠れ。体調が優れなかったならお気の毒にせよ、半年余りも国会を欠席する一方、調査結果なるものは一切公表しないまま現在に至っているのです。

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