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元首相らへの忖度(そんたく)に満ち満ちた新政権の閣僚人事にもげんなりしましたが、それに先立つ与党役員人事にはあぜんとしました。党の実権を牛耳る幹事長職に、あの甘利明氏が就任したからです。
あの、と書いた理由はおわかりでしょう。甘利氏は経済再生担当相だった2016年1月、建設会社に依頼され、口利きの見返りにカネを受け取った問題で閣僚辞任に追い込まれた経歴の持ち主。甘利氏自身、大臣室などで計100万円を受け取ったと認め、辞任会見では「弁護士による調査を進め、しかるべきタイミングで公表する」と明言していたのです。
しかし、直後に甘利氏は「睡眠障害」を理由に雲隠れ。体調が優れなかったならお気の毒にせよ、半年余りも国会を欠席する一方、調査結果なるものは一切公表しないまま現在に至っているのです。
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