再考エネルギー

岸田政権、原発回帰色濃く

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 岸田文雄新政権でエネルギー政策が原発回帰に転じるとの見方が広がっている。「原子力ムラ」とつながるキーマンが要職に就くためだ。河野太郎前規制改革担当相や小泉進次郎前環境相が主導した菅義偉前政権下の再生可能エネルギー重視の路線はどう軌道修正されていくのか。

「ムラのドン」甘利幹事長、業界歓迎

 「エネルギー政策に通じた人が多く登用されている。やりやすい」。電力業界の幹部からはこんな歓迎の声が上がる。

 業界が最も歓迎するのは甘利明幹事長の誕生だ。麻生派ながら総裁選で岸田氏を全面支援し、安倍晋三元首相が実質率いる細田派との調整にも奔走。永田町では早くも「事実上の『甘利内閣』だ」とささやかれている。甘利氏はエネルギー業界に幅広い人脈を持ち、「原子力ムラのドン」の一人として有名だ。実際、原発の建て替えや新増設を訴える自民党の議員連盟でも最高顧問に就いている。

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