オーストラリア元首相が台湾訪問 対中国を念頭に連携図る構え

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 オーストラリアのアボット元首相が5日から台湾を訪問している。豪州は近年、中国と対立を深める。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への加入を求めて中国と台湾が争う中、7日に台湾の蔡英文総統と面会し、対中国を念頭に連携を図る構えだ。

 アボット氏はモリソン首相が党首を務める与党・自由党の元党首。2015年に首相を退任し、20年から英国やその同盟国との貿易推進に関する政府組織の顧問を務めている。台湾外交部(外務省)によると、アボット氏の訪台は初めて。

 TPPの新規加入には豪州を含む全11加盟国の承認が必要。中国が9月16日、台湾は同22日に相次いで加入申請した。豪州が新型コロナウイルスの発生源を巡り中国に国際調査を受け入れるよう要求したことなどから、両国の関係は急速に悪化。中国は豪州産ワインや大麦の輸入を制限するなど事実上の制裁措置を続けている。

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