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「常に溺れているイメージ」 コロナ自宅療養の30代、予感した死

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男性と母親とがやりとりしたLINEには当時の緊迫した状況がうかがえる=男性の母親提供
男性と母親とがやりとりしたLINEには当時の緊迫した状況がうかがえる=男性の母親提供

  新型コロナウイルス流行の「第5波」で全国の医療体制が切迫し、入院できない感染者が相次いだ。埼玉県内では8月、自宅療養中に容体が急変し、死亡するケースが複数あった。自宅療養を強いられ、回復したさいたま市の30代の男性会社員は「死をイメージした」と過酷な闘病体験を振り返った。【鷲頭彰子】

 男性は8月7日、40度の発熱があり、病院の検査で陽性が判明した。妻が実家に帰省中だったため、男性は1人で自宅療養となった。男性の記憶では当初の血中酸素濃度は95%程度で、症状が悪化するとは思っていなかったという。

 だが、38~40度の高熱は続き、血中酸素濃度は15日ごろから下がり、16、17日に87%にまで低下した。男性は「呼吸はしているものの、肺に酸素を取りたくても取り込めない。常にプールで溺れているイメージで、努力して呼吸している状態。自分の死をイメージした」と話す。

血中酸素濃度87%、入院できず

 県は感染者の症状などを点数化し、6点以上の該当者の入院を調整する体制を取っていた。38度以上の熱が3日持続(6点)▽血中酸素濃度93%以下(6点)▽呼吸苦または激しいせき症状の持続(4点)――などの症状があった男性は入院調整の対象だった。保健所は16日に男性を入院待機リストに加え、男性も病状が急変することを心配して入院を希望した。

 ところが…

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