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第71期王将戦

王将戦挑戦者決定リーグは藤井竜王が挑戦権を獲得。次は5冠をかけ渡辺との七番勝負に挑む。 ※棋譜中継は「棋譜・対局結果」または「挑戦者決定リーグ戦」にて

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第71期王将戦リーグ特選譜

羽生善治九段が白星 今期初登場、近藤七段の厳しい攻めをかわす

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羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館で2020年11月20日、幾島健太郎撮影
羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館で2020年11月20日、幾島健太郎撮影

 今期リーグ6局目。これまで対局のなかった近藤誠也七段が初めて登場した。相手は対戦前の時点で1敗の羽生である。

 千葉県八千代市出身の25歳。所司和晴七段門下で、渡辺明王将の弟弟子にあたる。

 四段時代の第66期王将戦では、初参加にもかかわらずいきなりリーグ入りを果たして注目された。結果は2勝4敗でリーグ陥落となったが、2勝は豊島将之七段(当時、現竜王)と羽生善治九段に対して挙げたものだった。矢倉戦になった豊島戦は195手に及ぶ大熱戦で紙一重の勝利。近藤が後手番となった羽生戦では、相掛かりの将棋を102手で制した。

 当時、近藤は並行して行われていた順位戦C級2組でも快進撃を見せ、9勝1敗で1期目昇級を達成。現在はB級1組でA級昇級を目指している。

 C級1組在籍時は藤井聡太七段(当時、現王位)と対戦して勝利。この勝負が最終的に藤井の昇級を阻み、近藤は昇級した。藤井にとってはこれが順位戦での初敗戦だった。その後、藤井は今年6月、B級1組で稲葉陽八段に敗れるまで順位戦22連勝を続けてきた。現在、同組では藤井が5勝1敗、近藤が2勝3敗となっている。

 5期ぶりに王将戦リーグ入りを果たした近藤がどんな成長を見せてくれるのか。兄弟子、渡辺も「そろそろ結果を」と期待を寄せている。【山村英樹】

第71期ALSOK杯王将戦リーグ4回戦

2021年10月5日

持ち時間各4時間

場所・将棋会館

[先]近藤誠也七段

[後]羽生善治九段(1敗)

[先]7六歩 [後]8四歩 [先]2六歩 [後]3二金1

[先]7八金1 [後]8五歩1 [先]7七角 [後]3四歩1

[先]6八銀 [後]7七角成1[先]同 銀 [後]2二銀

[先]3八銀 [後]6二銀1 [先]4六歩 [後]4二玉1

[先]4七銀1 [後]1四歩1 [先]1六歩1 [後]7四歩2

[先]3六歩 [後]3三銀1 [先]6八玉1 [後]9四歩7

[先]9六歩1 [後]6四歩 [先]3七桂3 [後]7三桂1

[先]4八金4 [後]6三銀2 [先]2九飛2 [後]8一飛1

[先]6六歩1 [後]5二金18 [先]5六銀3 [後]5一玉3

[先]7九玉3 [後]6二玉1 [先]2五歩1 [後]5四歩1

[先]8八玉4 [後]7二玉1 [先]6七銀2 [後]6二金

[先]5六歩 [後]5二金1(第1図)

 羽生は初戦で永瀬拓矢王座に敗れ、黒星スタートとなった。挑戦を目指すためにはもう負けられない状況だが、他棋戦でも好成績は上げられず、苦しい時期が続いてい…

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