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中村文則の書斎のつぶやき

芥川賞作家・中村文則さんが、いろいろな場所の「書斎」から、さまざまなことをつぶやきます。

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中村文則の書斎のつぶやき

生まれ変わる絶好のタイミング

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作家の中村文則さん=東京都千代田区で2020年1月23日、宮間俊樹撮影
作家の中村文則さん=東京都千代田区で2020年1月23日、宮間俊樹撮影

 岸田内閣が発足したが、安倍元首相や麻生前財務相の影響が、やはり強過ぎると感じる。

 森友学園や加計学園の問題の時、官僚が矢面に立たされたのは記憶に新しい。恐らく優秀だったはずのいい大人の官僚が、めちゃくちゃな言い訳で政権を必死に庇(かば)った数々のシーンは惨劇だった。あの官僚の立場に、岸田新首相が収まるのだろうか。今度は首相が背後の政治家たちのいいなりになるのだろうか。そうでないのを願う。

 岸田政権にお願いしたいのは、生まれ変わった自民党を云々(うんぬん)などと、二度と言わないでほしいということだ。言葉と現実の乖離(かいり)を見せられると大変なストレスになる。生まれ変わるというのは、例えば――。

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