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今週の気持ちは「悩みは続く」

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 「女・男の気持ち」(2021年9月30日~10月6日、東京・大阪・西部3本社版計21本)から選んだ「今週の気持ち」は、東京本社版10月6日掲載の投稿です。

   ◇

<今週の気持ち>

悩みは続く 福島県南相馬市・百瀬家子さん(主婦・73歳)

 9月21日本欄で、孫の世話を手伝うために娘夫婦と同居し、その後1人暮らしを始めた方の投稿を読みました。

 私は夫の両親の介護のため、和歌山から夫婦で犬と猫を連れこの地に来て1年後、東日本大震災に遭いました。その後、10年を待たずして義父母、猫、義弟、そして夫までも次々に亡くなりました。

 夫が亡くなった半年後、息子から「嫁がパートに出るので手伝いに帰ってほしい」と連絡がありました。息子夫婦とは以前、2世帯同居をしており気心も知れた仲。お互い干渉もせず、気楽に暮らしていました。しかし、今は小さな2人の孫もおり、パート勤めをするというのです。

 私はというと10年も住めば友人もでき、土地にもなじんで犬と猫相手にわがまま、気ままに生活しています。今さら同居なんてやっていけるでしょうか。

 すっきりと返事ができずにいる私を見かねて、友人が「帰るのなら子どもが小さいうちよ。ありがたがられるし。大きくなってから帰っても、煙たがられるだけよ」と耳打ちしてくれました。今のところ、コロナ禍や老犬が弱って長旅できないことを口実にして、すぐには帰れないと伝えています。

 今は「おひとりさま」の多い時代。最後まで1人で頑張るか、それとも体力の限界が来たら肉親の世話になるか。いつかは選択するときが訪れるでしょう。悩みは続きます。

   ◇

<担当記者より>

 「実はもう、吹っ切れたんです」。担当記者が掲載前に確認の電話を差し上げた際、百瀬さんは開口一番、こう話してくださいました。

 和歌山にある百瀬さんの家には今、息子さん一家が暮らしています。息子さんは投稿にあった通り、百瀬さんが戻ってきて手伝ってくれることを望んでいます。しかしその後、お嫁さんと話したところ「こちらにも事情があり、今すぐには帰らなくていい」というニュアンスを感じたそうです。「息子と嫁では考えが違うのでしょう。自分の家なのですが、望まれていないなら帰らなくてもいいかな、と」

 一方、現在の福島の家は夫の実家で、百瀬さんは1人暮らし。近くに頼れる親族はおらず、この家と先祖代々の墓守も担っている状態です。「こちらの家もこの先、私が年を取るとどうなるかわからないのですが……。家もお墓も『持っている』のは大変ですよ」。歯切れのよい言葉の端々に、わずかな迷いが見え隠れしています。投稿のタイトル通り、百瀬さんの悩みは続いていらっしゃるのだと感じました。

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