連載

特集ワイド

「人だかりがする」ニュースを目指して、読み応え十分の記事をラインアップ。

連載一覧

特集ワイド

この国はどこへ これだけは言いたい 総裁選報道「楽」に流れた? ノンフィクション作家・吉永みち子さん 71歳

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
インタビューに答えるノンフィクション作家の吉永みち子さん=東京都千代田区で2021年9月21日、長谷川直亮撮影
インタビューに答えるノンフィクション作家の吉永みち子さん=東京都千代田区で2021年9月21日、長谷川直亮撮影

 野党の政権批判がかき消されるほどの情報の洪水だった。自民党による「メディアジャック」と言われた総裁選報道、そして岸田文雄新内閣発足に至る一連の報道のことだ。テレビのワイドショーは連日、永田町に出回る小話や票読み、果ては新閣僚の人物評を延々と伝え、テレビをつければ自民党の話題ばかり。自身も情報番組にレギュラーコメンテーターとして出演中のノンフィクション作家、吉永みち子さん(71)に聞くと、「どこの局もまるで自民党広報局だね」と苦笑いを浮かべた。

 ワイドショー出演を終えて現れた吉永さん、「総裁選報道などは合戦の模様を中継しているようなものでしょ。結局、視聴者も報じる側も政局と人事が好きなんだね」。そうあきれつつ、吉永さんが強い懸念を抱くのは、こうしたメディアのあり方が「空気を作る」からだ。「何も問い直さず、明日の自民党の話ばかり聞かされてるうちに、まるで自民党が新しいことをやってくれるような空気だけが作られていくようでした」

この記事は有料記事です。

残り3166文字(全文3583文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集