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第80期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦する第80期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第80期名人戦A級順位戦 豊島将之竜王ー羽生善治九段 第14局の5

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面白く、奥深い一致

 控室では西田拓也五段や奨励会員がモニターを見ながら、中継スタッフに形勢や変化手順を助言していた。一方に肩入れしない純粋な検討だが、それでも発言のベースには「豊島よし」があったように思われた。若い世代の目には、不世出の大棋士・羽生善治がどう映っているのだろう。

 [後]9九飛成には[先]7九歩が鉄壁の底歩。羽生は3二の金を見捨て、[後]6三香と補強した。条件によっては[後]6六歩[先]同歩[後]7六角の王手、あるいは[後]7六歩の桂取りを狙っている。

 [後]9二香の局面で、豊島が長考に沈んだ。アマチュアなら1秒で[先]2二馬と取る。しかし豊島は難問に取り組むように、うなっている。局後、その点を確認すると「[先]4一馬や[先]2一馬の変化も考えていた」とのこと。[先]4一馬は玉に近づきつつ、6三の香をけん制しているのだろう。[先]2一馬は取り順の問題。最終的にベストな馬の位置を意識している。

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【第80期名人戦】

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