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議員怒気、官僚震え…国会軽視の裏にある自民「密室」会議の実態

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自民党本部の会議室で開かれた「総務部会関係合同会議」。同党議員と総務官僚らが大勢集まった。報道陣には冒頭のあいさつの取材と撮影が認められた=東京都千代田区永田町で2021年8月25日午後2時ごろ、大場弘行撮影
自民党本部の会議室で開かれた「総務部会関係合同会議」。同党議員と総務官僚らが大勢集まった。報道陣には冒頭のあいさつの取材と撮影が認められた=東京都千代田区永田町で2021年8月25日午後2時ごろ、大場弘行撮影

 国会審議中のスマートフォンいじりなど議員による問題行為が改善されない。国会審議が軽んじられる背景の一つとして指摘されるのが、自民党の「事前審査」の存在だ。党内会議で政府が作成する法案や予算案などを審査する半世紀以上続く慣習で、この場で議員と省庁幹部の実質的な審議がなされているため国会が退屈なセレモニーになっているというのだ。関係者らへの取材を通して非公開の党内会議の実態を探った。【大場弘行】

 8月下旬、東京・永田町の自民党本部9階の会議室に議員と内閣府幹部ら数十人が集まった。議題は概算要求の審査だ。

 中堅議員が日本学術会議の予算案にかみ付いた。政権による会員任命拒否を機に組織変革を求めた党の提言が反映されていないというのだ。廊下に声が響く。「年末までに党が求めている改革の方向性が確認できる状況になっていなければ1円も認められない」

 この部会で承認を得られなければ予算案は通らない。国会では野党の質問にそつなく答えてきた内閣府幹部も「ご発言は大臣と共有させていただき、大臣のご指示に従って対応してまいりたい」と応じるのが精いっぱいだった。

 さらに中堅議員は内…

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