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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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徳島知事の国政転身巡るドタバタ劇 自民県議、アクセルとブレーキ

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飯泉嘉門・徳島県知事(奥)のいた県議会の知事控室に入る嘉見博之県議(後ろ姿)。衆院選出馬を思いとどまるよう、説得を試みたとみられる=徳島県議会の知事控室で2021年10月1日午前10時43分、岩本桜撮影
飯泉嘉門・徳島県知事(奥)のいた県議会の知事控室に入る嘉見博之県議(後ろ姿)。衆院選出馬を思いとどまるよう、説得を試みたとみられる=徳島県議会の知事控室で2021年10月1日午前10時43分、岩本桜撮影

 知事が任期途中に辞職して、来る衆院選に打って出るのか――。「解散・総選挙がいつあってもおかしくない」と言われたこの半年間、徳島県の政界はこのうわさで持ちきりだった。知事の背中を押していたのは自民党県議らだったが、出馬表明すると目されていた日に一転、引き留め側に回り「擁立劇」は幻に。最後に何が起きたのか。

数時間で覆った判断

 「熟慮に熟慮をさせていただいた結果、来る衆院選には出馬せず、知事職に全力で取り組むことを表明させていただきます」。9月定例徳島県議会閉会日の10月1日。飯泉嘉門知事(61)は閉会あいさつで、議場に座る県議を見回しながらこう宣言した。いつもの自信いっぱいの口調で、まるで以前から決めていたかのように。

 だがこの日はドタバタ劇が繰り広げられていた…

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【第49回衆院選】

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