- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

インターネットを長時間利用する小中高校生が、ネット無しの環境で4泊5日の合宿をする兵庫県の「人とつながるオフラインキャンプ」が6年目を迎えた。新型コロナウイルス禍が続く今年は例年の3倍を超える47人が応募。ネット依存への関心が高まる中、キャンプを取材し、ネットとの向き合い方を考えた。
「やめたいのにやめられない」
8月17日、応募者から絞り込まれた小学校5年生~高校1年生の男女20人が、姫路港から船で家島諸島の西島へ到着。島の反対側にある自然体験施設へ歩き始めた。
「自分でもオンラインゲームの時間が長いと思う」。坂道を歩きながら小学5年生の男の子(11)はつぶやいた。地元のサッカーチームで活躍するが、ゲームを6時間以上やって母親にしかられることも多く、昨年の一斉休校中もずっとやっていた。「トイレに行きたいのに、もう少しでゲームのアイテムがとれると思うと我慢し続けてしまう」。
この記事は有料記事です。
残り1701文字(全文2093文字)