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プロ野球ドラフト会議2021

プロ野球ドラフト会議が2021年10月11日に行われます。

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「母と妹に早く楽をさせたい」 ジェイプロジェクト・古屋悠翔の原点

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都市対抗野球東海2次予選・東邦ガス戦で力投するジェイプロジェクトの先発・古屋悠翔=愛知県岡崎市の岡崎市民球場で2021年9月30日午後1時36分、兵藤公治撮影
都市対抗野球東海2次予選・東邦ガス戦で力投するジェイプロジェクトの先発・古屋悠翔=愛知県岡崎市の岡崎市民球場で2021年9月30日午後1時36分、兵藤公治撮影

 11日のプロ野球・ドラフト会議。都市対抗東海2次予選担当記者のイチオシ選手を紹介します。

オラオラの後に見せたのは……

 仕事を掛け持ちし、女手一つで自身を育ててくれた母に恩返しをしたい。名古屋市を中心に居酒屋やバーなどを展開する「ジェイグループホールディングス」を母体とするジェイプロジェクトからプロ入りを狙う右腕・古屋悠翔(20)の原動力は、感謝の気持ちだ。

 古屋の人柄を最も言い当てていると思うのが、5日に閉幕した東海2次予選で応援に訪れた母純子さん(39)の口から出た「本当に楽しそうに野球をするんです」との一言だろう。試合中の姿を目で追えば、この意味がはっきりと分かる。

 9月25日にあった三菱自動車岡崎との第1代表決定トーナメント準決勝。先発した古屋は、1球投じるごとに「オラッ!」と打者を威圧するような気迫を見せた。一方、次の投球モーションに入る前には体をぐるっと1周させ、内外野の味方にくしゃっとした笑顔を見せる。さらに三つ目のアウトを奪うと毎回、自陣ベンチ前で野手を待ち、一人一人にハイタッチして「ありがとう」。外野手3人が引き揚げたのを確認し、自身もベンチに戻った。

 六回途中で降板した後も笑顔を絶やさず、バット引きやファウルボールの回収も真っ先に飛び出した。試合後、疲れないのかと尋ねた記者に古屋は即答した。…

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