「チャック開いてません?」 初対面での衝撃 大谷翔平語録/上

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試合後、オンラインで記者会見する大谷翔平選手=米西部カリフォルニア州アナハイムのエンゼルスタジアムで2021年9月26日午後4時24分、福永方人撮影
試合後、オンラインで記者会見する大谷翔平選手=米西部カリフォルニア州アナハイムのエンゼルスタジアムで2021年9月26日午後4時24分、福永方人撮影

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(27)は今季、「二刀流」の成功に懐疑的な見方を覆し、大活躍を見せた。試合後に開く記者会見でも、常人離れした感性が垣間見えた。大谷選手がその時々に発した「ことば」をたどり、歴史的なシーズンを前後編に分けて振り返る。【ロサンゼルス福永方人】

「良いスイングができれば本塁打に」

 まず、初対面で受けた衝撃から紹介させてほしい。私が大谷選手を最初に取材したのはメジャー2年目の2019年5月7日、敵地デトロイトでのタイガース戦。18年10月に右肘の手術を受けてから初めての実戦で、打者としてのみ出場した。試合後、米日メディアによる囲み取材が終わった途端、不意にこう言った。

 「チャック開いてません?」

 ある日本の男性記者にそう指摘したのだ。報道陣は笑いに包まれ「よく見ているなあ」と感心しきり。四球を選んだ最終打席について「(走者が)盗塁したのも見えていたので、視野の感じは悪くない」と話した直後だけに、その言葉を裏付ける形となった。グラウンドでの様子から取材の受け答えまで常に自然体に見え、「やはりただ者ではない」と感じた。

 そして、今季…

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