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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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「黒い雨」被爆者手帳、189人集団申請 一刻も早い救済求め

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 広島原爆「黒い雨」を巡り国が救済拡大方針を示したことを受け、従来の援護対象区域外で雨に遭った広島市内の189人が11日、被爆者健康手帳の交付を求め広島市に集団申請した。国が新たな審査方法を示していない中、多数の「黒い雨被爆者」が一刻も早い救済を求めていることを伝える狙い。

 午前10時から市内の会議室を本人ら100人以上が訪れ、原爆投下当時にいた場所や黒い雨の様子を書き込んだ申請書を手渡した。市職員約20人が対応し、内容に不備がないか点検。通常は約1カ月後に聞き取りの面接を実施するが、市職員は「国が救済方法を示していないため時間を頂きたい」と、まだ面接に入れないことを説明した。支援者によると、市以外でもこの日少なくとも20人以上が申請したとみられるという。

 9歳の時に旧砂谷村(現広島市佐伯区)で雨を浴びた前田勝司さん(85)はこの日、マイクロバスを手配し同村で雨に遭った24人を率いて申請した。「同じ空の下で、同じ黒い雨に遭った。今まで放置されてきたことが残念。できるだけ多くの人が手帳を受け取れるといい」と願った。

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【広島・長崎原爆】

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