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フェス開催「謙虚な判断で」 音楽プロデューサー・小林武史さん

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音楽プロデューサーの小林武史氏=ap bank提供
音楽プロデューサーの小林武史氏=ap bank提供

 コロナ禍で音楽業界に衝撃を与えた愛知県での野外フェスティバルから1カ月余。会場で酒類を提供し、観客が「密状態」になって騒ぐなど感染対策が不十分でクラスター(感染者集団)が発生した。批判が殺到し、重苦しい空気が漂う音楽業界の現状について、あの大物音楽プロデューサーに話を聞いた。

 問題となったフェスは、8月29日に愛知県常滑市で開かれた野外フェス「NAMIMONOGATARI(波物語)2021」。8000人以上が来場したイベントは、県が販売停止を求めた酒類が販売される様子や、来場者がマスクを外し歓声を上げる姿がSNS(ネット交流サービス)などで広がり、批判が相次いだ。その後、来場者ら44人が感染し、クラスターの発生が確認された。

 そもそも、コロナ禍においてフェスやライブの開催はどうあるべきなのか。話を聞いたのは、小林武史さん(62)。サザンオールスターズやミスターチルドレンなどを手掛け、数多くのヒット曲を世に送り出してきた日本屈指の音楽プロデューサーは、フェスの主催者としての顔を持つ。ミスチルの桜井和寿さん(51)と一緒に2005年から開催してきた環境などをテーマにしたフェス「ap bank fes」を運営する団体の代表理事を務めているのだ。

 20年は世の中のイベント自粛モードが強かったこともあり、フェスの開催を見送ったが、21年は年明けから、10月の開催に向けて準備を進めてきたという小林さん。「年明けの段階では、夏以降感染者が減って、有観客のフェスができるかもしれないという期待があった。とはいえ、結局開催できるかは感染状況次第。多くの人が関わるフェスは一度開催に向けて動き出したら簡単には止まれないので、いつでも中止できるように意識はしながら計画を立てた」と振り返る。

 その後、10月3日に千葉県木更津市での開催が決まったが、…

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