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竹内和雄・県立大准教授に聞く ほめることが自信に、大人は手助けを /兵庫

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竹内和雄・兵庫県立大准教授=大阪市北区で2019年5月2日、加古信志撮影
竹内和雄・兵庫県立大准教授=大阪市北区で2019年5月2日、加古信志撮影

 ――子どもたちがインターネットを長時間利用する背景は?

 ◆一つはネットの世界では簡単に「すごいね」と認められること。私は「被承認欲求」と呼んでいます。テストで90点とるのも、野球でホームラン打つのも努力が必要ですが、オンラインゲームはアイテムを買って、高得点を挙げれば「すごい」と周囲が言ってくれます。

 社会にも原因があります。子どもがサッカーや野球ができる公園は少ない。遊ぼうと思ってもネット以外の行き先がありません。親世代もネットゲームに慣れている。親も「父さんすごい」と子どもに憧れてもらいたい気持ちがあります。昔の父親は息子とキャッチボールして威厳を示していましたが、今はゲームに置き換わっています。

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