池袋暴走事故 飯塚幸三元院長が検察庁に出頭 収容へ

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旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長=東京都豊島区で2019年6月13日、佐々木順一撮影 拡大
旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長=東京都豊島区で2019年6月13日、佐々木順一撮影

 東京・池袋で2019年4月、暴走した乗用車にはねられた母子ら11人が死傷した事故で自動車運転処罰法違反(過失致死傷)に問われ、禁錮5年の実刑が確定した旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(90)が12日、東京・霞が関の検察庁に出頭した。今後、刑務所に収容される見通し。

 確定した東京地裁判決(9月2日)によると、飯塚元院長は19年4月19日昼、ブレーキとアクセルを踏み間違えて乗用車を暴走させ、横断歩道を青信号で渡っていた松永真菜さん(当時31歳)と長女莉子ちゃん(同3歳)をはねて死亡させ、通行人ら9人に重軽傷を負わせた。飯塚元院長は「車に何らかの不具合があった」と無罪を主張したが、判決は「故障をうかがわせる事情は一切なく、被告の過失は重大」と退けた。

 飯塚元院長は控訴せず、判決は9月17日に確定。面会した犯罪加害者家族の支援団体代表に「遺族に申し訳ない。判決を受け入れ、罪を償いたい」との意向を伝え、遺族の松永拓也さん(35)は「過失を認めることが本当の贖罪(しょくざい)の始まりだと思う。(刑務所で)他者のことを思う5年間になってほしい」と望んでいた。【遠藤浩二】

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