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プレーバック・プロ野球

プロ野球史に残る数々の出来事を、当事者たちの証言から振り返ります。

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シーズン投球回数429回1/3 大記録達成の権藤博が後悔したこと

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1年目に35勝を挙げた中日・権藤博投手=1961年
1年目に35勝を挙げた中日・権藤博投手=1961年

 プロ野球史に残る出来事を当事者たちの証言から振り返る「プレーバック プロ野球」。今回は権藤博投手(中日)が1961年10月8日のシーズン最終登板までにマークした、セ、パ両リーグのシーズン最多投球回数429回3分の1。

 60年前、おそらく塗り替えられることはないであろう大記録が生まれた。2リーグ制となった1950年以降で最多のシーズン投球回数429回3分の1。直近10年の最多が13年にオリックスの金子弌大(現日本ハム)が記録した223回3分の1だから差は歴然だ。「あれは破られんなあ」。ルーキーイヤーに不滅の記録を打ち立てた元中日の権藤博(82)はにやりと笑う。

 61年10月8日、前日に1失点完投勝ちした権藤は当然のようにマウンドに上がった。九回途中から5回3分の1を無失点に抑えて35勝目をマーク。中日は巨人と優勝争いを続けており、「とにかく巨人についていこう、という思いだけだった」。翌日に巨人の優勝が決まり、フル回転したシーズンは幕を閉じた。

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