連載

特集ワイド

「人だかりがする」ニュースを目指して、読み応え十分の記事をラインアップ。

連載一覧

特集ワイド

アフガン、窮乏の冬へ NGO、遠隔で支援継続

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
アフガン事務所のハミーデュラさんとオンラインで打ち合わせるジェンの松浦晃子さん(右)と木山啓子事務局長(中央)=東京都港区で2021年9月29日、岸達也撮影
アフガン事務所のハミーデュラさんとオンラインで打ち合わせるジェンの松浦晃子さん(右)と木山啓子事務局長(中央)=東京都港区で2021年9月29日、岸達也撮影

 約20年ぶりにタリバン政権が復活したアフガニスタンでは、冬を前に食料などの物資不足が深刻化している。日本政府も今年中に220億円超の緊急支援に踏み切る模様だ。現地で人道支援を続ける非政府組織(NGO)に現状を尋ねると、現地の窮状に加え、国際情勢に翻弄(ほんろう)されるNGOの姿が浮かぶ。

 「日本のNGOだからと危険を感じる状況ではありません。ただ、食料を含め物価が高騰していて、市民は物資調達が難しくなってきています。路上には避難民が日増しに増えています。金融機関からお金を引き出そうとしても、預金者が1週間に引き出せるキャッシュは上限200ドルまで。企業でも残高の5%までに制限され活動できません。国連機関やNGOによる物資の緊急支援が始まっていますが、圧倒的に不足しています」

 こう話すのは、NGO「ジェン」のアフガン東部ナンガルハル州にあるアフガン事務所を統括するハミーデュラ・ハミドさん(34)である。都心のマンションの一室にあるジェン東京本部と現地を結ぶオンライン会議の際、私に教えてくれた。ジェンはアフガンで2001年12月から、井戸や学校の建設、女子教育の普及支援などを続けてきたNGOだ。

この記事は有料記事です。

残り2270文字(全文2774文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集