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第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

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投票、何のために?

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 衆院は14日に解散して事実上の選挙戦に入る。政治に無関心とされる若者が、実は投票に行きたいと考えているという調査もある。世界に目を向けると、米国でトランプ前大統領が落選したように、先進国では過激な主張のポピュリズムは退潮気味だ。政権選択となる衆院選を前に、投票所に足を運ぶことの意味を考える。

「推し」に1票、政治動かそう 五野井郁夫 高千穂大教授

 「政治とか選挙って難しい、自分には無理」などと思われがちだが、私たちは普段、趣味や食べ物などの好みを決める際に、とても繊細な取捨選択を真剣にしている。こうした行動と同じように投票先を選んだら、きっと楽しくなるはずだ。アイドルやアニメなどの好みを指す若者言葉で言い換えると、あなたの「推し」の政党や政治家を見つけてほしい。

 「推し」選びの参考に先進国のトレンドを紹介すると、過激な主張のポピュリズムは退潮気味だ。昨年の米大統領選でトランプ前大統領が落選した。先日の独総選挙は、右派・ドイツのための選択肢(AfD)と旧東独系の左派党の両方が前回より得票を減らした。極端な政党や政治家が伸びても社会はよくならないという認識が、広まりつつあるのではなかろうか。

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【第49回衆院選】

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