大島理森衆院議長、引退に思う 「ねじれ」ても国民の負託に応えよ

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インタビューに答える大島理森衆院議長=東京都千代田区で2021年10月12日、小川昌宏撮影
インタビューに答える大島理森衆院議長=東京都千代田区で2021年10月12日、小川昌宏撮影

 議長在任日数が歴代最長の大島理森衆院議長(75)は、次の衆院選に出馬せずに引退する。文相や農相、自民党の幹事長、国対委員長を歴任し、与野党双方に培ったパイプを生かして、重要な局面で調整力を発揮してきた。大島氏に引退に当たっての思いを聞いた。【聞き手・木下訓明】

 2007年参院選で自民党が敗北して始まった衆参両院の「ねじれ国会」は、私の議員生活の中で最も振り返るに値する経験だ。国会は議論の場であると同時に、権力を目指す政党間の闘争の場でもある。当時はガソリン税の暫定税率維持のための租税特別措置法改正案などを巡って与野党が攻防を繰り広げ、国会が空転した。自民党国対委員長として党内から「弱腰だ」と叱責を受けながらも、ギリギリまで当時の野党・民主党側と交渉したが、提案は次々と拒否されていく。国会は完全に行き詰まった。

 09年衆院選で民主党政権が誕生し、…

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