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入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

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ウィシュマさん遺族、岸田首相に手紙 真相究明や映像全面開示求め

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名古屋地検を訪れた後、報道陣の取材に応じるウィシュマ・サンダマリさんの妹ポールニマさん(右)=名古屋市中区で2021年10月13日午後5時8分、川瀬慎一朗撮影 拡大
名古屋地検を訪れた後、報道陣の取材に応じるウィシュマ・サンダマリさんの妹ポールニマさん(右)=名古屋市中区で2021年10月13日午後5時8分、川瀬慎一朗撮影

 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)で3月、スリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が収容中に死亡した問題で、妹のポールニマさん(27)が13日、岸田文雄首相宛てに真相究明や施設内の監視カメラ映像の全面開示などを求める手紙を送った。遺族らは同日、捜査の進捗(しんちょく)状況を確認するため訪れた名古屋地検から「申し上げられることはない」と回答され、ポールニマさんは報道陣に「(長所が聞く力だという)首相からは、よい返事を心から待っている」と述べた。

 首相への手紙では「入管の最終報告書では、さまざまな矛盾や不明瞭な点があり、納得できない。他の外国人に繰り返されることがないよう施設の処遇改善を強く願う」と訴えている。

 名古屋地検では遺族代理人の指宿昭一弁護士が「捜査が始まって6カ月以上たってから重要書類を提出させるのは遅すぎる」と訴えた。地検はウィシュマさんの死後間もなく捜査を開始したが、名古屋入管は施設内のビデオ映像や各種書類を地検に提出したのが9月21日だったと遺族側に説明していた。地検は「いつどんな捜査をしたかは話せない」と答えるにとどまったという。指宿弁護士は「未必の故意があり殺人罪となる。早く捜査を進め、起訴してほしい」と述べた。【川瀬慎一朗】

【入管・難民問題】

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