ママの孤立防げ 沖縄に産後ケア「カフェ」 助産師とネスレ連携

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zeroplaceのラウンジエリア=zeroplace提供 拡大
zeroplaceのラウンジエリア=zeroplace提供

 女性がくつろぎながら産後ケアを受けられる通所型施設が、沖縄県浦添市に完成した。手がけたのは、地元企業の「zeroplace(ゼロプレイス)」(島袋綾香・代表社員)。助産師の常駐やカフェ併設が特徴で、今後は全国展開も目指す。

運営会社の代表社員を務める助産師の島袋綾香さん=zeroplace提供 拡大
運営会社の代表社員を務める助産師の島袋綾香さん=zeroplace提供

 核家族化やライフスタイルの変化もあり、出産直後の支援は不足ぎみ。生まれたばかりの子供を持つ母親が孤立して不安を抱えるケースが増えているという。

 島袋さんは現役の助産師で、これまで沖縄や大阪の病院で勤務。病院で出産した女性が、退院後にスムーズに産後ケアへつながることの重要性を感じ、施設の開設を思い立ったという。当初は9月中のオープンを予定していたものの、コロナ禍の影響もあり今月14日から本格営業する運びとなった。

カフェスペースに設置されたコーヒーマシン=zeroplace提供 拡大
カフェスペースに設置されたコーヒーマシン=zeroplace提供

 社名と同じ名称を冠した施設は、1歳未満の乳児とその両親に加え、家族や友人が利用できる。母親は、育児相談や授乳介助、骨盤ケアなど助産師によるサービスを受けられるほか、赤ん坊を預ければラウンジエリアや仮眠室でひとりの時間を過ごすこともできる。ラウンジエリアには、妊産婦の課題解決に取り組む食品大手「ネスレ日本」(神戸市)のサポートで、カフェブースを設置。授乳期でも飲めるようカフェインレスコーヒーが提供されている。

 開業前のプレオープン期間中、利用者からは「赤ちゃんだけじゃなく、母親にも目を向けてくれている」などの声が寄せられたという。島袋さんは、「赤ちゃんが安全に過ごせるのはもちろんだが、大人もゆっくりできる、おしゃれな空間作りを意識した」と狙いを説明。ネスレ日本の高岡二郎部長は「安心してリラックスタイムを楽しんでいただければ」と話した。【寺田翼】

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