ヤクルト逆転勝ち 目覚めた主砲・村上、14試合ぶりの一発

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【中日-ヤクルト】六回表ヤクルト1死一塁、勝ち越しの2点本塁打を放ちベンチ前で喜ぶ村上=バンテリンドームナゴヤで2021年10月13日午後7時24分、兵藤公治撮影 拡大
【中日-ヤクルト】六回表ヤクルト1死一塁、勝ち越しの2点本塁打を放ちベンチ前で喜ぶ村上=バンテリンドームナゴヤで2021年10月13日午後7時24分、兵藤公治撮影

ヤクルト○3―1●中日(13日・バンテリン)

 ヤクルトが村上の2ランなどで逆転勝ち。阪神が引き分けたため、優勝へのマジックは一つ減って「8」になった。

 ヤクルトの主砲がお目覚めだ。村上が決勝点となる39号2ランを放った。14試合ぶりの4番の一発で、優勝に向けてのカウントダウンを加速させた。

 1―1で迎えた六回1死一塁、中日・松葉の高めに入ったカットボールを逃さなかった。広角に打ち分ける、村上らしい逆方向への打球は広いバンテリンドームの左翼席に運ばれた。「久しぶり過ぎてレフトフライかなと思ったけど、入ってよかった」と喜んだ。

 9月26日の中日戦で放った38号を最後に本塁打から遠ざかった。この間、上位で争う巨人、阪神との6連戦もあったが、村上が本塁打に固執することはなかった。焦らずボール球を見極めて四球を選び、状況に応じた打撃で安打を重ねた。「4番」の仕事に徹し続けた。気が付けば10月8日に優勝マジック「11」が点灯し、13日のこの日は自らの本塁打でマジックを8に減らした。

 今季に向けて掲げた目標は「(打率)3割、(本塁打)30本、100打点」と打撃3部門でのタイトルだった。40号まであと1本と迫る本塁打でリーグ単独トップに立ち、打点も107で巨人・岡本和に並んだ。2冠達成も現実味を帯びるが、村上は「とにかく今は、チームが優勝することしか見えてない。そのために僕が打点を稼げればと思っている」と語る。

 この4番がいる限り、ヤクルトの強さは変わらない。6年ぶりの優勝が目の前まで迫っている。【中村有花】

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