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源氏物語<浮舟>を書く 慶徳紀子書展 「かな」の可能性

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「いとはかなげなる……」
「いとはかなげなる……」

 「源氏物語<浮舟>を書く 慶徳紀子書展」(17日まで、東京・銀座の鳩居堂画廊)は、現代の書としての「かな」の可能性を問い続けている書人の真摯(しんし)でしなやかな解答となった。

 慶徳紀子さんは1941年、東京生まれ。熊谷恒子、松井如流に師事。毎日書道会参事、日本書道美術院常任顧問、かな書道作家協会理事長、恒香会代表、朱香会主宰。

 第4回個展「今、慶徳紀子の仕事。 白黒金銀朱展」(2007年)は、毎日書道顕彰に輝き、前回第5回個展(13年)では、「伊勢と源氏展」と題して、「源氏物語」にも取り組んだ。今回の第6回展は昨年開催の予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大によって今年に延期された。前回展が、光源氏が活躍する物語の前半に焦点を当てたのに対して、今回展は後半、「浮舟の寂しい生き方」に取り組んだ。

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