川内原発が特別点検へ 稼働40年を前に運転延長の可否判断

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九州電力川内原発1号機(手前)と2号機=鹿児島県薩摩川内市で、本社ヘリから津村豊和撮影 拡大
九州電力川内原発1号機(手前)と2号機=鹿児島県薩摩川内市で、本社ヘリから津村豊和撮影

 九州電力は14日、2024年以降に稼働から40年を迎える川内原発1、2号機(鹿児島県)について、運転延長の可否を判断するため、特別点検を実施することを明らかにした。いずれも作業を効率化するため、原子炉を停止する定期検査(約3カ月間)と時期を合わせる。1号機は10月18日、2号機は22年2月下旬から点検を始める。

 特別点検は、稼働開始から40年を超える原発の稼働延長に必要な最初の手続き。原子炉格納容器など取り換えの難しい設備の劣化状況を事前に取ったデータを基に調べる。点検にかかる期間はおおむね半年で、原子炉の停止中に追加のデータを取得する。

 点検終了後、他の設備の劣化状況も評価し、原子力規制委員会に延長を申請するか判断する。申請期限は稼働40年を迎える1年前となっており、1号機が23年7月、2号機は24年11月。規制委が延長を認めれば、さらに20年間、運転できる。九電は14日の記者会見で特別点検の内容を説明する一方で、運転延長については「現時点で申請を決めたわけではない」と述べた。【高橋慶浩】

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