富山の「あわすのそば」限定復活 ファンの熱い要望で実現

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山菜の小鉢も美味の「あわすのそば」=富山市粟巣野のあわすのスキー場で、青山郁子撮影 拡大
山菜の小鉢も美味の「あわすのそば」=富山市粟巣野のあわすのスキー場で、青山郁子撮影

 運営母体の経営不振で一旦は継続の危機に陥ったものの、関係者の熱意で営業継続が決まった「あわすのスキー場」(富山市粟巣野)で、かつて人気だった「あわすのそば」が今月、1カ月限定で復活した。ファンの熱い要望で、地元の女性たちが再び腕を振るう。【青山郁子】

 近年続いた暖冬の影響で、同スキー場の運営団体のNPO法人「あわすの」は2020年6月、一旦解散を決めた。しかし関係者やファンが継続方法を模索。9月に新しい組織を作り財務体制を強化。幸いにも昨冬は雪にも恵まれ、新しいスタートを切った。

「あわすのそばグループ」の松井喜子代表(左端)ら=富山市粟巣野のあわすのスキー場で、青山郁子撮影 拡大
「あわすのそばグループ」の松井喜子代表(左端)ら=富山市粟巣野のあわすのスキー場で、青山郁子撮影

 あわすのそばは、経営難に陥る前に5年以上、多目的センター「ミレット」で週末限定で提供。地元の松井喜子さん(74)が代表を務める「あわすのそばグループ」の4人が、同市八尾町、南砺市利賀、福井県などそばの名産地で勉強。地元産のそば粉を使った素朴な手打ちそばがスキー客の人気を集めた。

 2年前に、提供をやめてからもファンから「また食べたい」という声が相次いだことから、松井さんの長男で「あわすのスキー場の復活を支援する会」の松井一洋代表(50)が喜子さんに頼み込み、1カ月限定で復活が実現した。

 あわすのそばの提供は月、火、木曜のお昼のみ。1日限定20食。口コミで駆けつけたファンが早速舌鼓を打っている。喜子さんは「体力があるか不安だったが、たくさんの人に励ましてもらい決心した。昔のお客さんに久しぶりに再会できてうれしい限りです」と元気はつらつ。

松井一洋さんと3頭のヤギ=富山市粟巣野のあわすのスキー場で、青山郁子撮影 拡大
松井一洋さんと3頭のヤギ=富山市粟巣野のあわすのスキー場で、青山郁子撮影

 現在、スキー場には「草刈り部隊」としてヤギ3頭を放牧し、グリーンシーズンの観光客誘致にも力を入れる。一洋さんは「これから紅葉もきれいになるので、ぜひ復活したそばを食べてほしい。そして万一、少雪でスキーシーズンが短くても、たくさんの人があわすのを訪れてくれるようファンを増やしたい」と話す。

 そばは盛りそば1000円、大盛り1200円。要予約で、同会(090・8267・6226)へ。

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