甲府の住宅放火 焼け跡からオイル缶 遺体の2人、死因は失血死

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全焼し焼け跡から2人の遺体が見つかった住宅=甲府市で2021年10月12日午前11時9分、本社ヘリから 拡大
全焼し焼け跡から2人の遺体が見つかった住宅=甲府市で2021年10月12日午前11時9分、本社ヘリから

 甲府市蓬沢1で井上盛司さん方が放火されて2人の遺体が見つかった事件で、山梨県警捜査本部は14日、司法解剖の結果、遺体は男性と女性で死因はいずれも失血死だったと発表した。また焼け跡から油などを入れるオイル缶が見つかっていたことも捜査関係者への取材で判明。捜査本部は、井上さんの10代の娘に対する傷害容疑で逮捕した甲府市在住の少年(19)が計画的に準備を進めた可能性があるとみている。

 遺体にはいずれも刃物で刺されたような傷が複数残っており、少なくとも1人の遺体には10カ所以上の傷があった。捜査本部は刃物で刺されたことが原因で亡くなったとみている。少年は放火への関与もほのめかしており、捜査本部は出火原因や2人が死亡した経緯を調べる。

 井上さん方は12日午前3時50分ごろに出火し、木造2階建て住宅が全焼。燃え方が激しいことなどから、民家に油などがまかれた疑いがあると捜査本部はみていた。少年は12日夕に県警に出頭したが、顔にやけどを負い、右手小指を骨折するなどしていた。

 井上さん方は50代の夫婦と、井上さんの10代の娘2人の4人暮らし。少年は井上さん方で妹の頭部を何らかの凶器で殴り、軽傷を負わせたとされる。捜査関係者によると、姉と少年は同じ高校に通っていたといい、面識があった。【田中綾乃、梅田啓祐】

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