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第71期王将戦

3冠を持つ渡辺明王将に、4冠の藤井聡太竜王が王将戦史上最年少で挑戦する。 ※棋譜中継は「棋譜・対局結果」または「挑戦者決定リーグ戦」にて

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第71期王将戦リーグ特選譜

羽生九段が負けられない戦いで見せた反撃 豊島竜王に逆転勝ち

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羽生善治九段=2020年2月28日、竹内紀臣撮影
羽生善治九段=2020年2月28日、竹内紀臣撮影

 タイトル獲得通算100期のチャンスを羽生善治九段はつかめるか――。今年の王将戦リーグの見どころの一つである。

 昨年の今ごろ、羽生は王将戦リーグと並行して、竜王戦七番勝負で豊島将之竜王に挑戦していた。羽生の体調不良で対局が繰り延べになる異例の進行にもなった。結果は豊島の4勝1敗。豊島にとってはタイトル戦で初の防衛を達成したうれしい防衛戦となった。羽生は今年の王位戦の挑戦者決定戦でも豊島に敗れ、昨年の竜王戦以降、タイトル戦に登場していない。

 今期王将戦リーグは、ここまで両者ともに1勝1敗。この対局に勝利するのと敗れて2敗目を喫するのでは、今後の展開がまるで違ってくる。もちろん、過去に2敗で挑戦者になったケースもないわけではない。最近では第68期がそうだ。4勝2敗で渡辺明棋王(当時)、糸谷哲郎八段、広瀬章人八段の3人が並び、規定により順位上位の糸谷―渡辺のプレーオフになって渡辺が勝利。渡辺は久保利明王将(当時)を4連勝で破り、王将復位を果たした。

 ただ、リーグ戦の展開が相当混戦にならないと、リーグ2敗での「挑戦」は実現しない。…

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【第71期王将戦】

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