ロッテ先発全員安打で快勝 前夜の小島の涙に打線、奮い立つ

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三回表ロッテ2死満塁、藤岡が左前に2点打を放つ=京セラドームで 拡大
三回表ロッテ2死満塁、藤岡が左前に2点打を放つ=京セラドームで

 ○ロッテ8―2オリックス●(13日・京セラ)

 2位ロッテが先発全員の16安打で快勝し、首位オリックスに1・5ゲーム差と迫った。

 12日夜のことだ。優勝を争うオリックス打線相手に好投しながらロッテの先発・小島は八回に同点2ランを浴びて崩れ落ち、泣いた。自分たち打線がもっと点を取っていれば……。その涙に、ロッテの野手たちが奮い立たないはずがない。

三回、ピンチでマウンドの山崎福(中央)のもとに集まるオリックスナイン=京セラドーム大阪で2021年10月13日 拡大
三回、ピンチでマウンドの山崎福(中央)のもとに集まるオリックスナイン=京セラドーム大阪で2021年10月13日

 初回にレアードの右前適時打で先制し、一気に突き放そうと集中力を見せたのは三回だ。

 2死一塁とし、レアードから4人連続で左前安打。2点適時打の藤岡は「かなり集中していきました。かなりです」。相手先発・山崎福を49球でマウンドから引きずり下ろすと、K―鈴木の連続四球による押し出しもあり、一挙4点を奪った。

 得点力の低下が、リーグ戦終盤で失速してオリックスに首位を明け渡した要因だった。この日の試合前まで、5点以上奪ったのは9月26日の西武戦(8点)が最後。その後の12試合の平均得点は2点あまりと、投手陣を援護できていなかった。

 痛恨の引き分けに終わった12日の試合後、小島は「自分が抑えていれば勝てた試合だったので本当に申し訳ない」とむせび泣いた。藤岡は「後輩にあれだけチームを背負わせて、野手として情けなかった。きょうは絶対、何としても勝たないといけないと思った」。

 思いをバットに込めて、この日のオリックスの優勝マジックナンバー点灯を阻止し、1・5ゲーム差に迫ったロッテ。14日、レギュラーシーズン最後のオリックス戦に勝つか引き分ければ、順位は2位のままだが残り試合の多いロッテにマジックがともる。【大島祥平】

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