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モデルナ製、若い男性まれに心筋炎で注意喚起 ファイザー推奨はせず

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新型コロナウイルスのワクチン接種に従事する看護師(右)=さいたま市南区鹿手袋の集団接種会場で2021年10月12日午後6時50分、中川友希撮影
新型コロナウイルスのワクチン接種に従事する看護師(右)=さいたま市南区鹿手袋の集団接種会場で2021年10月12日午後6時50分、中川友希撮影

 新型コロナウイルスの国内でのワクチン接種が終盤を迎え、若年層への対応が焦点となっている。米モデルナ製のワクチン接種後にごくまれに起こる心筋炎の発生頻度が、10~20代の男性では米ファイザー製と比べて高いとして、厚生労働省は15日、注意喚起することを専門部会で決めた。厚労省は10~20代の男性にファイザー製を推奨する案を示したが、専門部会では慎重な意見が多く、見送られた。

 モデルナとファイザーはいずれもメッセンジャー(m)RNAワクチンで、接種後に心筋炎や心膜炎をごくまれに起こす。心筋炎や心膜炎は、心臓の筋肉や心臓を包む膜に炎症が生じる疾患。若い男性に多く、1回目よりも2回目の接種で起こりやすい傾向がある。

 厚労省によると、国内では今月3日までに心筋炎や心膜炎が起きたのは、男性100万人当たりモデルナ製では10代で28・83人、20代で25・65人。ファイザー製では10代で3・69人、20代で9・62人で、モデルナ製の方が頻度が明らかに高かった。

 どちらのワクチンも症状が軽くほとんどが回復している。新型コロナウイルスの感染によって生じる心筋炎の発生頻度は、ワクチン接種後に比べて高いことなどから、専門部会はこれまで「ワクチン接種のメリットがリスクを上回る」として「重大な懸念は認められない」としていた。

 ただ、専門部会で示された心筋炎の発生頻度は、9月以降、モデルナ製は10~20代の男性で高く、接種人数が増えるにつれてファイザー製との差は開く傾向が続いている。さらに、予防的措置としてスウェーデンでは30歳以下、デンマークでは18歳未満でモデルナ製の接種を一時停止するなど新たな動きも出てきた。

 厚労省は専門部会で、心筋炎の疑い事例がモデルナワクチンで頻度が高いことから、ファイザー製を推奨する案を示した。しかし、委員からは「推奨という言葉によって一方が劣るというイメージになり…

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