東日本大震災

来月解体、大熊中校舎 「最初で最後」私物持ち出し 原発事故当時の在校生ら /福島

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教室を友人と訪れ、自分の席に座る当時2年生だった輪島あゆみさん(手前)=福島県大熊町で2021年10月15日、和田大典撮影
教室を友人と訪れ、自分の席に座る当時2年生だった輪島あゆみさん(手前)=福島県大熊町で2021年10月15日、和田大典撮影

 東京電力福島第1原発が立地する大熊町の町立大熊中で15日、事故当時の在校生や保護者が初めて校舎に立ち入り、教室に残った学用品を持ち出した。帰還困難区域にある校舎は来月から解体工事が始まり、一帯には太陽光発電のソーラーパネルが敷かれる。当時の在校生は勉強や部活に明け暮れた日々を思い出しながら校内を巡り、がらんとした教室や体育館には笑い声が響いていた。【尾崎修二】

 大熊中は第1原発から約3キロ南西にある。東日本大震災のあった2011年3月11日は午前中に卒業式があり、地震発生時に約370人の在校生は下校済みだった。体育館やホールはその夜に近隣住民の避難所になったが、翌日に原発事故による避難指示が町全域に出て、町民全員が町外に散り散りに逃げた。今も町域の大半で避難指示が解除されていない。

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