住宅街でホタル飛ぶ素晴らしさ 保護と歴史学ぶ 立川・新生小5年、地域の人招き /東京

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
「玉川上水の自然保護を考える会」の萩本悦久さん(左)の話を真剣な表情で聞く立川市立新生小学校の5年生たち=立川市で
「玉川上水の自然保護を考える会」の萩本悦久さん(左)の話を真剣な表情で聞く立川市立新生小学校の5年生たち=立川市で

 立川市立新生小学校(同市富士見町、押本明文校長)で14日、5年生の児童70人が、地元に生息するゲンジボタルの一生について、同市民で「玉川上水の自然保護を考える会」事務局長の萩本悦久さん(78)から学んだ。市の文化や歴史などを地域の人から教わる同市立小中学校独自の「立川市民科」の授業として行われた。

 同小学校の南には、室町時代から農業用水として利用された「昭和用水」が流れ、ゲンジボタルが生息している。宅地化などで田畑は激減し、1970年代初め、ホタルは姿を消した。2002年、ホタルを呼び戻す市民活動が始まったが、会員の高齢化やホタルの餌となる巻き貝のカワニナが減った。活動自体も下火になったが、地元住民がボランティアでカワニナを放流してなんとかホタルを守っている状態だ。

 萩本さんは小学校の教員時代、学校で育てたヘイケボタルを校内の池で飛ばした。退職後は自宅の飼育箱で育てたホタルの幼虫で小学校の環境教育を支援するなど40年以上、自然環境や生き物の保全活動を行っている。今年6月には、昭和用水でゲンジボタルの雄9匹、雌5匹を捕獲。自宅で繁殖させ約2400個の卵がふ化した。

この記事は有料記事です。

残り398文字(全文887文字)

あわせて読みたい

注目の特集