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核のごみ、迫る決断の時 東京電機大教授・寿楽浩太氏/長崎大教授・鈴木達治郎氏

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鈴木達治郎氏
鈴木達治郎氏

議論少なく国民合意なし 東京電機大教授(科学技術社会学) 寿楽浩太氏

 今回の町長選は「賛成」対「反対」の住民投票に近い意味合いを持つ選挙になる。しかし、新型コロナウイルスの影響で、文献調査をしている原子力発電環境整備機構(NUMO、ニューモ)と町が主催する住民との「対話の場」は、予定していたほどの頻度では開かれず、議論が十分深まっているとは言えない。

 300メートル以上深い地下にある最終処分場で埋める「地層処分」について社会の共通認識が十分ではない。最終処分場の選定手続きなどを定めた「最終処分法」が2000年に成立した際、国会審議はごく短期間で論戦もなく、国民に「決めた」という感覚がない。そのため、いざ候補地を選ぶ段階になって、住民の間では国内で地層処分ができるのかといった「そもそも論」からの議論を望む声が上がる。候補地にならない地域では「自…

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