買収防衛選択か SBI北尾社長に狙われた新生銀の「いばらの道」

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IBコンサルティング社長の鈴木賢一郎氏=同社提供
IBコンサルティング社長の鈴木賢一郎氏=同社提供

 SBIホールディングス(HD)による新生銀行の株式公開買い付け(TOB)は、新生銀が反発を強めており、敵対的TOBに発展する可能性が高い。今後の展開をどう見るか。企業に買収防衛策を助言するIBコンサルティング(東京)の鈴木賢一郎社長に聞いた。【聞き手・釣田祐喜】

助言会社の動向が鍵

 ――銀行に対する異例のTOBです。

 ◆日本企業への敵対的TOBは最近増えていますが、金融庁の認可がないとできない銀行に対して起きたのは興味深いことです。SBIの北尾吉孝社長は世の中の流れをつかむのがうまい。公的資金を返しておらず、株価も上がらない新生銀に対してTOBを仕掛けることで、「批判されず、むしろ称賛される」と考えていると思います。

 ――新生銀がTOBに反対すれば、臨時株主総会で買収防衛策の発動への賛否を問うことになります。

 ◆鍵を握るのは、株主総会の議案の賛否を推奨し、国内外の機関投資家の投票行動に影響を与える議決権行使助言会社の動向です。新生銀の株主は個人投資家が少なく、海外投資家の割合が高くなっています。海外投資家は、…

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