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この国に、女優・木内みどりがいた

「アベ政治を許さない」と書かれたプラカードを国会前で掲げた女優、木内みどりさん。その足跡をたどります。

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この国に、女優・木内みどりがいた

「長くつ下のピッピ」のような/45

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「木内みどりさんを語りあう会」で木内さんの夫の水野誠一さん(右から2人目)と長女頌子さん(右)を前にスピーチする落合恵子さん=東京都港区で2020年2月13日、沢田石洋史撮影
「木内みどりさんを語りあう会」で木内さんの夫の水野誠一さん(右から2人目)と長女頌子さん(右)を前にスピーチする落合恵子さん=東京都港区で2020年2月13日、沢田石洋史撮影

 東京・六本木で2020年2月、「木内みどりさんを語りあう会」が開かれた際、最初にスピーチを依頼されたのは作家の落合恵子さんだった。絵本やオーガニック食品などを扱う「クレヨンハウス」の主宰者でもある。約450人の参加者を前に「あなたの死ではなく、あなたが生きていたことを私たちはしっかり、素手で握っていきたい」とスピーチを結んだ。「友人編」は落合さんからスタートする。【企画編集室・沢田石洋史】

作家の落合恵子さんとの友情

 まずは木内さんがパーソナリティーを務め、落合さんがゲストに招かれたコミュニティーFMの番組「市民のための自由なラジオ Light UP!」(16年7月放送)から2人の交友関係をたどっていきたい。

 初めて出会ったのは、13年3月。落合さんが呼びかけ人に名前を連ねる「さようなら原発1000万人アクション」が、東京・明治公園で開催した「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」。司会の木内さんはスピーチに立つ落合さんを紹介している。

 同年9月、木内さんが司会を引き受け、東京・日比谷公会堂で開かれた「9.1さようなら原発講演会」で2人は再会。しかし、一緒にお茶を飲みに行ったり、食事をしたりする関係にはまだならない。翌14年2月投開票の東京都知事選がターニングポイントになったのだという。

集会で座り込んで泣いた理由

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