創業100周年の養鶏場 濃厚プリン好評、次の100年のファン獲得へ

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祐太郎さんが開発した「有精卵ぷりん」は濃厚な味わいが人気=北九州市若松区で2021年10月8日、青木絵美撮影
祐太郎さんが開発した「有精卵ぷりん」は濃厚な味わいが人気=北九州市若松区で2021年10月8日、青木絵美撮影

 自然豊かな北九州市若松区安屋にある大正10(1921)年創業の「なかにし養鶏場」が、今年で100周年を迎えた。祖父と父の背中を見て学んできた4代目の中西祐太郎さん(30)が昨年売り出したプリンが好評で、次の100年に向け卵の新たなファンを広げている。【青木絵美】

加工で付加価値高め

 養鶏場は鶏の鑑別をしていた初代が興し、2代目の堅次郎さん(91)、3代目の正治さん(66)へと受け継がれてきた。現在は約6000羽を飼育。「健康な鶏からおいしい卵が産まれる」を信条に、自然由来の飼料やミネラル豊富な地下水を使用。鶏舎1坪当たりの飼育数を抑えて平飼いで育てている。卵を産み終わった親鶏の肉は、炭火焼やソーセージなどに自前で加工し、鶏の恵みを大切に生かしてきた。

 祐太郎さんは、子どもの頃からの動物好きが高じて、獣医を志して大学を受験した。浪人して1年間、配達などで家業を手伝う中で、祖父や父が手がけてきた卵を「おいしい」と喜ぶ顧客の声に直接触れた。「生産側に回るのもいいな」。そう考えるようになり、鹿児島大農学部で畜産を学んだ後、2015年から家業に従事した。

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