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世界各国・地域には独自の文化がある。駐日大使や公使らは自国のどの「一品」にこだわりを持っているのか。その魅力を紹介する。

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17年も続けてきた なぜルワンダでゴリラの命名式を開くのか

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今年のクウィタ・イジナで名前が付けられたマウンテンゴリラの赤ちゃん=ルワンダ開発局提供
今年のクウィタ・イジナで名前が付けられたマウンテンゴリラの赤ちゃん=ルワンダ開発局提供

 「ゴリラに名前を付ける式典」。こんな耳慣れないセレモニーが9月24日、アフリカ中部にあるルワンダで開かれた。実は国を挙げて取り組む国際的なイベントであり、すでに17回目を迎えているという。一体どんな式典で、何のために続けているのだろう。

 「ルワンダでは、子供が生まれると大々的に名前を付けるセレモニーを行います。『名付け』はずっと大切にしてきた伝統なのです」。マウンテンゴリラの写真を背景に迎えてくれたのは、在日大使館のアーネスト・ルワムキョ大使(51)。この式典について熱い思いを語ってくれた。

 式典は「クウィタ・イジナ」と呼ばれ、公用語のキニヤルワンダ語でずばり「名前を付ける」を意味する。国内外の著名人も参加し、過去1年間にルワンダで生まれたマウンテンゴリラに名前を贈る。本来はゴリラの生息地である北部ボルカノ(火山)国立公園で行うが、今年は新型コロナウイルス禍のためオンラインで開かれた。

 今回、名付け親になったのは、国内外の研究者や森林を守るレンジャー、国際的に活躍するスポーツ選手やアーティストなど。…

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