特集

第49回衆院選

岸田文雄首相が衆院選を10月19日公示、31日投開票で実施すると表明。短期決戦の選挙戦となります。

特集一覧

衆院選・コロナ下の選択

「人手不足、何年続くのか」 来日できない技能実習生 嘆く農家/7

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
ホウレンソウ農家、戸部一夫さんの畑では新型コロナウイルスの影響で外国人技能実習生の一部が来日できなくなり、人手不足の状態が続く=群馬県昭和村で2021年10月7日、竹内紀臣撮影
ホウレンソウ農家、戸部一夫さんの畑では新型コロナウイルスの影響で外国人技能実習生の一部が来日できなくなり、人手不足の状態が続く=群馬県昭和村で2021年10月7日、竹内紀臣撮影

 新型コロナウイルスの問題は人手不足が慢性化していた農家にも大きな影響を与えています。連載企画「衆院選・コロナ下の選択」の第7回は大きな戦力である外国人の来日が難しくなったホウレンソウ農家の声に耳を傾けます。最終回にあたる次回の第8回は19日朝に掲載予定です。新型コロナの影響で思うように大学に通えず、政治の世界にも目を向けるようになった大学生を取り上げます。

 群馬県の赤城山麓(さんろく)にあり、新鮮な野菜を送り出すことで「首都圏の台所」と呼ばれる昭和村。ホウレンソウ農家の戸部一夫さん(57)は今夏、所有するビニールハウス約50棟のうち、10棟以上の作付けを諦めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国人技能実習生が来日できなくなり、収穫の人手が確保できなかったためだ。受け入れる実習生が1人少ないと売り上げは年間に約500万円減るといい、戸部さんは「この状態が一体何年続くのか」とため息をつく。

売り上げアップの意気込みはかなく

 人口約7100人の昭和村は1995年から地元JAを通じて実習生の受け入れを始め、近年は村内の農家で毎年250~300人に上っていた。村で生まれ育った戸部さんも7年前から受け入れている。

 2019年には、ホウレンソウの生産を増やそうと、約3500万円かけてビニールハウス19棟と作業場1棟を新設した。10年のローンが家計に重くのしかかるものの、2人だった実習生を6人に増やすことを決め、自宅敷…

この記事は有料記事です。

残り1365文字(全文1978文字)

【第49回衆院選】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集