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高校野球・秋季大会2021

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東洋大姫路、小さなエース奮闘 甲子園仕様で意気込み 秋季近畿大会

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【東洋大姫路-智弁学園】被安打6で完封した東洋大姫路の右腕・森健人投手=大津市の皇子山球場で2021年10月17日、藤田健志撮影 拡大
【東洋大姫路-智弁学園】被安打6で完封した東洋大姫路の右腕・森健人投手=大津市の皇子山球場で2021年10月17日、藤田健志撮影

 古豪の小さな大エースが“甲子園仕様”のユニホームで輝いた。高校野球秋季近畿大会が17日、滋賀・皇子山球場であり、1回戦で東洋大姫路(兵庫)は今夏の甲子園準優勝校・智弁学園(奈良)に2―0で勝利。背番号「1」の森健人投手(2年)が被安打6で完封した。

 スピンの利いたボールがコーナーに決まっていく。東洋大姫路の身長169センチの右腕・森が意識しているのは回転数。練習で遠投の際には、山なりではなく常に低いボールを投げることを意識。この日もリリースの瞬間は指先に集中し、ボールをしっかりとたたくことで伸びのあるストレートを操った。

 見せ場は1点リードの六回2死一、三塁で智弁学園の4番・高良を迎えた場面。前の2打席は内角球をいずれも三直にされていただけに「抑えるにはアウトコース」と考えた。1ボール2ストライクからの勝負球は少し浮いたが、コースは狙い通りの外角いっぱい。二ゴロに打ち取りピンチを乗り切った。

 13年ぶりの秋季近畿大会。相手の智弁学園は昨秋の近畿大会を制し、今春のセンバツでは8強入り。夏の甲子園も準優勝を果たしたが臆することはなかった。「(智弁学園の試合を)ユーチューブなどでみて、チームとしてまだ仕上がっていないと思っていた」と藤田監督。一方で選手には「名前負けしていないから」と発破をかけた。

 今大会では「ご褒美」(藤田監督)として、胸の「TOYO」などの刺しゅうの縁取りが金になっている全国大会用のユニホームを着用。2011年夏の甲子園に出場して以来のお披露目をして、来春センバツの重要な参考資料となる大会への意気込みを示す。

 来年3月で退任する藤田監督は「力じゃない力が出ている」とチームを分析する。準々決勝は春夏の甲子園計8回優勝の大阪桐蔭が相手だ。森は「チャレンジャーとしてこの勢いのまま接戦で勝ちたい」。強豪相手だがひるむことはない。【藤田健志】

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