連載

Interview

映像や舞台、音楽、文学などで活躍する人に作品への思いをインタビュー。新たな一面がのぞくかも。

連載一覧

Interview

山田涼介 柔らかさと、すごみ凝縮 映画「燃えよ剣」で沖田総司役

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 歌って踊って、演技もバラエティーも。万能ぶりはジャニーズのならい。「Hey!Say!JUMP」の一員として10年を超すキャリアを重ね、公開中の映画「燃えよ剣」では新選組一の剣の使い手、沖田総司を演じた。30歳の大台を目前に、勢いが加速する。

 沖田は「俳優なら一度は演じてみたい役」と勇んで取り組んだ。武道の経験はなく、剣の持ち方、抜き方から稽古(けいこ)に励んだ。真剣の重さを確認してスピード感を意識し、沖田の動きを追いかけた。「でも三段突きなんて絶対無理。ほんとにやったのかな」

    ■   ■

 剣の天才、美青年で子供好き。しかし命じられれば平然と人を斬る。「こいつが一番危ない。人としての優しさを持っているからこそ、怖い。何考えてるか分かんないですからね。昨日までかわいがってもらった人を、寝込み襲ってちゅうちょなくブスブス刺すって、普通の人にはできない。人としては壊れてるんじゃないですか」。柔らかな見かけと剣のすごみ、たたずまいに凝縮させた。

 見せ場の池田屋襲撃場面は、原田眞人監督が実寸のセットを造り、リアリズムで挑んだ。尊王攘夷(じょうい)派の志士約30人と沖田ら新選組が凄絶(せいぜつ)に斬り合う。「人が多くて一部屋一部屋で全然違う立ち回りをしたんですが、ぼくのところには手がついていなかったんですよ、本番まで。だから、四畳一間にいた10人ぐらい、全部自分で殺陣をつけました。沖田らしさを出しながら」。苦労したのに「ほぼほぼカットされてました」。仕方ないですけどね、と苦笑い。

    ■   ■

 サッカー選手を目指していたのに、母親らが応募してジャニーズ入り。俳優になる気は?

 「なかったです、なかったです。…

この記事は有料記事です。

残り452文字(全文1165文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集